「怒り」「恐れ」という幻想から自由になるスピリチュアル・レッスン
「怒り」という感情に囚われて、1日が台無しになる…なんてこと、よくありますよね。
「怒り」の正体を理解して、しっかり受け止めると、自然に手放すことができるようになります。
今日はぼくの気づきとともに、「怒り」の感情との向き合い方と手放し方をご紹介します。
INDEX
ある日の駅での出来事
とある朝、電車に乗る前に窓口に用があり並んでいたら、70代くらいの女性が近くの柱に不自然な体勢で寄りかかっていました。
窓口の用事が済み、見つけてから2分くらい経っても同じ様子だったので「大丈夫ですか?」と声をかけました。すると女性は「足が………痛い……」と崩れ落ちそうになったので、うしろから支えて一緒にしゃがみました。
目の前の窓口に向かって「すいません!」と声をかけましたが、朝の雑踏のざわめきにかき消され聞こえてない様子。もう一度「来ーてーくーだーさーーーーい!!!」とより大きな声を出しました。
すると窓口の中で、大柄で優しそうな駅員さんが驚いた顔でガタッ!と立ち上がり姿を消しました。気付いてくれた。よかった。
数秒間のうちに怒りが…
・・・が、来ない。20秒くらい経っても現れません。時間がとても長く感じ、その時ぼくはとっさに怒りを覚えたのです。
(心の声)何やってんだよっ!早く来いよっ!よく見たら窓口にもう1人いるじゃねーかっ!手が空いてるのに君は何してんだよっ!大体、目の前にいるんだから君ら声かけろよっ!ボーッと生きてんじゃねーよっ!
間もなくして、さっきの大柄な駅員さんが車イスをもって登場。
あ………。車イスを用意してたのか………。ごめん……… 。と思いながら、駅員さんと一緒に女性を車イスに乗せました。
もうぼくにできることは無いだろうと思い、駅員さんにと女性に声をかけ、予定していた電車に乗りました。
「怒り」の本当の正体とは?
ぼくは電車に揺られながら、さっき自分の中で起こった怒りについて考えました。ぼくは何をそんなに怒ってたんだろう。早とちりだったしハズい・・・。
深く掘り下げていくとそこには「体調の悪い女性と接して恐れを持ったから」という原因が見つかりました。
体調の悪い女性と接して「恐れを感じた自分」が先にいた。そこにたまたま「なかなか駅員さんが現れない」という現実が目に付いた。つまり、自分の中の恐れを相手に投影して、怒りで反応したのです。
ネガティブな感情を伴う現実が目の前に現れる時・・・。実際はまず自分の中に恐れがあり、その恐れを目の前の現象に投影してるだけです。
そして、恐れはいつも自分自身が作り出す幻想。明らかになれば消えるしかなくなります。
「怒り」や「恐れ」という幻想を手放すには?
では幻想を明らかにするにはどうすればいいのでしょう?
ネガティブな感情を持ってしまった時には
「自分は今、自分自身の中に恐れを持っているんだ。外側に起こってることではなく、自分の中の恐れが怒りや悲しみや重圧を感じさせてるんだ」と客観的に見てみましょう。
そうすることで、恐れの幻想から距離を取ることができます。
こんな自分には価値がない
言われたことができないとダメ
期待に応えられなければ居場所はない
これらはすべて恐れの幻想です。恐れによるコントロールに身を委ねてはいけません。それは「自分は今そのままでは価値がない」ってことに同意してます。
あなたが生きたい世界はそれでいいのでしょうか?
違いますよね。
自分は今そのままで価値がある
今そのままでここに存在していい
それがいつでもあなたの真実です。
さいごに
不本意な現実を作るのは自分の中の恐れの幻想です。もし変えたい現実があるなら、恐れを持っていることを認め、その正体を明らかにしてそして、あなたの真実を生きましょう。
自分は今そのままで価値がある
今そのままでここに存在していい
いつでもそれがあなたの真実です。
TEXT
鈴木 トシロウ
- スピや心の話を書くブロガー ⇒アメブロ毎日更新中
- 猫が好きすぎる人・ω・)
- ライター
お笑い⇒音楽⇒ヒーラー⇒ライター(今ここ) と、その時に一番やりたいことを大切に生きてます。千葉のやや田舎に猫とのんびり在住。