【9月の誕生石】誠実な愛をもたらす石「サファイア」
誕生石とは、それぞれの月にちなんだ宝石(パワーストーン)のこと。旧約聖書の中でユダヤの高僧が12種類の宝石があしらわれた胸当てを着けていた、という記述が誕生石のルーツになったと言われています。のちに、アメリカの宝石業界により改正が行われましたが、生まれ月の石を身につけることで、守護してくれたり、幸運をもたらしてくれると言われています。
12回に分けてお届けするこのコーナー。今月は9月の誕生日を迎えるあなたに幸運を呼ぶ、月の誕生石「サファイア」をご紹介します。
INDEX
サファイア
サファイアはルビー、エメラルドと並ぶ三大カラーストーンのひとつであり、ジュエリー界のTOPクラスに君臨している宝石です。
コランダムと呼ばれる鉱物からできています。コランダムは酸化アルミニウムの結晶からなる鉱物で、結晶自体は無色透明です。そこに鉄とチタンが同時に含まれることで初めて青く発色します。
ただ、天然の状態で美しい青色をしているサファイアは非常にまれです。多くは加熱処理を行い、色の鮮やかさや色味そのものの改良をして、美しい状態に仕上げるのです。
世界の王族をはじめセレブリティー達は、代々受け継がれたサファイアを持ち、名高いハイブランドの宝飾店には溜息がでるような美しいサファイアが並びます。崇高な輝きを放つサファイアを身につけると、心地よい緊張感に包まれ、厳かな気持ちになります。
夏の戯れから熱も和らぐ9月の誕生石でもあり、冷静な自分を呼び覚ます古くから愛され続けてきた宝石です。
サファイアの色について
サファイアと言えばブルーが印象深いですが、ピンク色や黄色、緑色や紫、無色透明など、様々な色が存在します。ブルー以外のサファイアは「ファンシーサファイア」と呼ばれています。
無色のカラーレスサファイアは、「ホワイトサファイア」と呼ばれ、ダイヤモンドの代用として使用されることがあります。変色種として「カラーチェンジサファイア」といって、アレキサンドライトのように光を当てると色が変化するものもあり、希少性も高くなります。
サファイアは、多種多様な色目においても、色が強く深く鮮やかな品質のものが好まれる傾向にあります。ここからは、産地によって様々なお色のサファイアを堪能していただきたいと思います。
サファイア語源
サファイアとは、「青」を意味するラテン語の「サッピールス(sapphirus)」に由来しています。日本名でも「蒼玉(青玉)せいぎょく」と呼ばれ、色を意味する和名がつけられるほど、青という文字が印象づけられます。
すべてを見透かす深いブルー
すべてを見透かしているかのような深いブルーは、人を愛し真実を突き詰めて貞操を守ってくれる効果があるとされています。
宇宙のように深く、天空のように広い心を象徴する慈愛に満ちたスピリチュアルストーン。
ダイヤモンドの次に硬く、ダイヤモンドよりも衝撃に強いことから「恋人や夫婦の固い絆」を強める象徴として愛されています。
さらに、憎悪の感情を和らげ心を鎮め、高い集中力を引き出してくれるサファイアは、邪念を取り払い、目標に向かって突き進む“仕事運にも良い影響”を与える効果もあるとされています。
花嫁が身につけると幸福を呼ぶ「サムシング・ブルー」
ヨーロッパに古くから伝わるジンクスで、4つのサムシングを花嫁が身につけると幸せになれる「サムシングフォー」のひとつに「青いもの=サムシング・ブルー」があります。
青は誠実さを表す色として知られ、花嫁の純潔を象徴する純白の中に、密かに青色のものを身に着けるとよいとされるサムシングブルー。そのアイテムのひとつとして、青いサファイアを指輪の内側に埋め込む方も多く、それにはこのような伝説をルーツとしています。
結婚指輪だけでなく、石自体が持つ「誠実」「一途な想い」という意味をこめて、婚約指輪にサファイアを選ぶ人も多いのだとか。
まとめ
サファイアの深い深いブルーの色を見ると、自分の心を見透かされた感じになりませんか?「誠実な愛」と呼ばれている由縁だと思います。自分にも周りのみんなにも誠実でいる思いをもたらしてくれる石ですね。
紹介してくれた人
miwa / みわさん
- ドルフィンスターテンプル®️ジャパン FSP国際認定ヒーラー
小さな頃から1人の世界に入って、ビーズなど物を作ることが大好き。クリスタルと出逢ってからは、クリスタルとの共同創造ライフ実践中♪スピリチュアルなことが大好きで、リアルにも活かし続けてます。