【聖地巡礼】聖なる森の系譜・レムリアのエネルギーが色濃く残る島、琉球編|旅するスピリチュアル
日本には、「斎庭(ゆにわ)」という言葉があります。神をまつるために祓い清めた所、祭をする庭などともいわれています。
わたくしの大学院の修士課程の際のテーマが、「斎庭(ゆにわ)」でした。庭園の研究をする研究室の中で、神の庭、斎庭(ゆにわ)について興味を持ち、そんな中、仏教が日本に入ってくる前は、山(神体山や神奈備山)や岩(磐座)、泉などが神の依り代(神体)であることを知ります。仏教が入ってくる前の自然崇拝のことを「原始神道期」と呼びます。
わたくしは、そのような自然崇拝、原始神道期を学ぶ中で、レムリアと出会いました。
このコラムでは、わたくしの学んできた中で、シェアさせていただきたい聖域や場所などをお伝えしていきたいと思っています。
INDEX
沖縄の「琉球神道」
沖縄では、どの島、どの村に行っても、必ず1つ以上の御嶽(うたき)と称する聖地があります。本土の神社に相当するものと言われ、御嶽(うたき)とその信仰が、古神道の俤(おもかげ)を伝えていると言われています。*1
それらは、クバ(蒲葵)、アコウ、ヤラブ、福木、ガジュマルなどの繁る小さな森で、社殿などの、建物は、原則として無く、森の中の、空地には、珊瑚礁の白砂が、敷かれ、そこで祭が行われています。また、祭りの主役は女性です。
また、神を社殿の中に御住まわせず、大和の三輪の山と、同じように、天然の霊域を御嶽としています。
沖縄の宗教は、琉球神道と言われています。
神地として崇められるのは、御嶽(うたき)、御拝処(ごはいじょ)などです。御嶽(うたき)とは、森或いは山の神聖なる地域にて、多くは、神が来臨している地と考えられています。拝処(はいじょ)は、井、岩窟、屋敷跡、城跡等の神秘感を催す地と言われています。
今回のストーリーでは、森や木々などが祈りの場所になった場所をお知らせしていきます。
沖縄の斎庭|森や木々などが祈りの場所になった場所
内金城御嶽・大アカギ
首里金城町石畳道から奥に入ったところに存在します。オオアカギは国指定天然記念物に指定されています。
内金城御嶽は、首里金城町石畳道をしばらく歩いていくと、出会うことができる聖域です。オオアカギとこの御嶽からは太古から残るレムリアのエネルギーを感じました。
南城市の玉城グスク(玉城城跡)
標高180mの石灰岩の丘に築かれた古城。知念半島が一望できる。別名「アマツヅクグスク」とも呼ばれる琉球開闢七御嶽*3のひとつ。
南城市の玉城グスクは、南城市からの眺めが一望でき、グラウンディングできる、センタリングできるエネルギーが満ちていました。
また、森の中には、祭りを行うための空閑地があり、「イベ」、あるいは「イビ」という、少し奥まった場所があります。イベは、御嶽の中の至聖所であり、その中には神木がそびえ前には香炉が置いてあります。
日本の神社においても、神社に森がつきものであり、鎮守の森と言われる場所があったり、神木や巨石を神の依代として崇められている場所も日本各地に存在します。
また、沖縄には、首里政府によって、編集された『おもろさうし』と呼ばれる沖縄・奄美の古民謡があります。
おもろの語義は胸中の思い、人を思うなどの思いで、おもろの実体は、歴史社会の変化や基礎になっている祭式のモチーフの相違等によって多様性を持っています。*2おおよそ、12世紀頃の社会や背景が謡われていると言われています。
しよりもり、ちよわる 首里森にまします きこゑ、あんしおそい 名高き按司添い(王様)が せいやりとみ、おしうけて 精遣富(船名)を押し受けて こばもり、ちよわちへ 蒲葵森に来給いて ひやくさ、せち、あんしに、みおやせ 百歳(長寿の)霊力を王様に差し上げよ
「蒲葵森」とは、久高島にあるお嶽で、首里王府が、王をはじめとして沖縄で古くから信じられてきたおなり神の最高位である、聞得大君以下の高級神女、按司を引き列れて行幸した「聖地」。
沖縄の御嶽には、森や樹木と一体となった聖なる空間が存在しています。それらを『おもろそうし』の記述の中からも見ることができます。
南城市の知念城そばのノロ(祝女)屋敷跡
沖縄の地には、レムリアのエネルギーが色濃く残り、波動の高い場所がいくつもひっそりと存在しています。
■岡谷公二『原始の神社を求めて 日本・琉球・済州島』平凡社、2009年
■割田剛雄『沖縄文学全集 第20巻 文学史』海風社、1991
■「琉球開闢七御嶽」とは、琉球神話においてアマミキヨが作ったとされる7つの御嶽
1.安須森御嶽/国頭村辺土
2.クボウ御嶽/今帰仁村
3.斎場御嶽/南城市知念
4.藪薩御嶽/南城市知念
5.天つづ天つぎ御嶽/南城市知玉城、玉城内
6.クボー御嶽/南城市知念(久高島)
7.首里真玉森御嶽/首里城内
さいごに
いかがでしたでしょうか。琉球の「聖地」をめぐるスピリチュアルな旅。次回は沖縄の久高島、斎場御嶽などについてお伝えしていく予定です。
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カミーユ・ローラン・森
- レムリアの魔法学校(DSTJ)
- FSP国際認定ヒーラー
- アシスタントティーチャーコース、ファシリテーターコースコース修了 / アンバサダー
- PLI-1コース修了
- ドルフィンスターテンプル®多次元ヒプノセラピスト
- レインボーエンジェルセラピー®認定セラピスト
- 穴口恵子認定アセンションチャネラー
- ギャラクティックシャーマン アレッサンドラ・ジリオリ認定ヒーラー
(Earth Dragon, Galaxy, Cells, Gateway取得) - 日本音叉ヒーリング研究会 認定セラピスト
- プロフェッショナルアドバイザーオブハーブ取得
- 臼井レイキマスター・ティーチャー
- カルナキマスター、セイキムレイキマスター、クンダリーニレイキマスター
- ケルティックレイキマスター、ロイヤルスターズレイキマスター、ライタリアンレイキⅠ~Ⅵ マスター
- エンジェルリンクファシリテーター、フェアリーレイキマスター、各種エネルギーマスター
幼少時から神仏、天使、植物の声を聴く、宇宙船遭遇、宇宙船内搭乗記憶を持つなどスピリチュアルな能力を持つ。高校生の時アメリカ、カリフォルニア州北部に留学し、ホストファミリーがネイティブアメリカンのメディスンマン(呪術師)の家系であったこと、聖地であるシャスタ山に何度も行く機会が与えられたことなどでスピリチュアル能力が更に開花する。スピリチュアルカウンセラー歴28年目。
クライアントは、口コミで広がり、著名人、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、中南米、中東など海外10ヵ国以上の国籍の方、社長、会社役員、主婦、自営業の方へと幅広い。リピーターの方が多い。開業時から、未来予知などで好評を得ている。幼少時からの様々な壮絶な経験や、極度のサイキック、エンパス体質であったため、自身の過去世などが見え過ぎてしまい、トラウマの中で、悶々と苦難の人生を送っていた。30代半ばで、突然発症したパニック障害を克服するが、自身の人生について、半ばで完全に諦め妥協して生きていくしかないと思っていたところ、ドルフィンスターテンプルの教えと出会い、自身を愛し、許し、信頼し、完全な自分軸を持って自らが創造主であることを体得することが出来、今に至る。出産後、子供を育てながら通った大学院在学時では、日本の祭祀空間、聖なる祈りの場に関する研究を進めてきた。今でも祭祀遺跡や聖なる空間を巡ることが趣味である。現在は、スピリチュアルカウンセラーの他にコズミック・アンジェリック・エネルギーワーカー、ヒーラーとしても活動し、創始エネルギー女神アルシオネなど多数を持つ。大天使、アセンデッドマスター、シリウス、プレアデス、アンドロメダ、オリオン、ベガ、木星、金星、聖地エネルギーなど200以上の伝授エネルギーを持つ。
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